中学生・高校生が抱えやすい吃音の悩み
思春期は悩みが大きくなりやすい時期です
中学生・高校生になると、学校生活や友達との関係、進路など、さまざまなことを自分で考える機会が増えてきます。
その中で、吃音があることによる悩みも、小学生の頃とは少し変わってきます。
「話せないこと」だけではなく、
「どう思われるだろう。」
「将来は大丈夫だろうか。」
といった不安を抱える人も少なくありません。
しかし、このような悩みは決して珍しいものではありません。
まずは、一人で抱え込まないことが大切です。
授業中の発表が大きな負担になる
中学校・高校では、
- 授業での発表
- グループ学習
- ディスカッション
- プレゼンテーション
など、人前で話す機会が増えていきます。
吃音があると、「また言葉が詰まるかもしれない。」
という不安から、発表の日が近づくにつれて緊張が強くなることがあります。
発表の内容を考えることよりも、「うまく話せるか」が気になってしまう人もいます。
友達との関係に悩むことがある
思春期は友達との関係がとても大切な時期です。
しかし、
- 自分から話しかけられない
- 会話に入りづらい
- 初対面の人と話すことが苦手
などの理由から、人間関係に悩むことがあります。
一方で、自分を理解してくれる友達がいることは、大きな心の支えになります。
話し方だけで友達の価値が決まるわけではありません。
部活動や学校行事で困ることもある
学校生活では、
- 部活動
- 生徒会活動
- 体育祭
- 文化祭
など、みんなの前で話す場面があります。
リーダー役や司会を任されることに不安を感じる人もいます。
しかし、自分に合った役割を選んだり、周囲に相談したりすることで、安心して参加できることも少なくありません。
恋愛について悩む人もいる
中学生・高校生になると、恋愛に関心を持つ人も増えてきます。
その中で、
「吃音があるから嫌われるのではないか。」
「うまく気持ちを伝えられない。」
と悩むことがあります。
しかし、多くの人は話し方だけで相手を判断するわけではありません。
自分らしく相手と向き合うことが、良い関係につながります。
将来への不安が大きくなる
高校卒業後には、
- 進学
- 就職
- 面接
など、将来につながる場面が増えてきます。
そのため、
「面接で話せるだろうか。」
「社会人になって困らないだろうか。」
という不安を感じることがあります。
しかし、吃音があってもさまざまな分野で活躍している人はたくさんいます。
一人で悩まず、早めに情報を集めたり、相談したりすることが大切です。
自分を責めてしまうことがある
思春期は、「みんなは普通に話せるのに、自分だけ違う。」と感じ、自信を失ってしまうことがあります。
しかし、吃音は努力不足や性格の問題ではありません。
話し方だけで、その人の価値が決まることはありません。
できないことだけではなく、
- 得意なこと
- 好きなこと
- 頑張っていること
にも目を向けることが大切です。
信頼できる人に相談する
悩みが大きくなると、「誰にも話せない。」と思ってしまうことがあります。
しかし、一人で抱え込む必要はありません。
困ったときには、
- 家族
- 学校の先生
- スクールカウンセラー
- 言語聴覚士
- 当事者会
など、信頼できる人に相談してみましょう。
話を聞いてもらうだけでも、気持ちが少し楽になることがあります。
自分らしい未来を考えていこう
吃音があることで悩むことはあっても、それだけで将来が決まるわけではありません。
自分の得意なことを伸ばし、自分に合った進路や生活を考えていくことが大切です。
吃音とうまく付き合いながら、自分らしい人生を歩んでいる人はたくさんいます。
焦らず、一歩ずつ前に進んでいきましょう。
まとめ
中学生・高校生になると、発表や友達との関係、恋愛、進路など、吃音による悩みはより幅広くなります。
しかし、悩みを一人で抱え込む必要はありません。
家族や学校、専門家などの支えを受けながら、自分らしい方法で吃音と向き合っていくことが大切です。
話し方だけで自分の価値を決めず、自分の強みや可能性にも目を向けていきましょう。

