1歳でできる言葉を育てる遊び
はじめに
「1歳になったので、言葉を育てる遊びを始めたいです。」
「どんな遊びが言葉の発達につながるのでしょうか?」
「遊びながら楽しく言葉を覚えてほしいです。」
1歳頃になると、意味のある言葉が少しずつ増え、指さしや身振りを使って気持ちを伝えられるようになります。
この時期は、「勉強」として教えるのではなく、遊びの中でたくさんの言葉に触れることが大切です。
子どもは、楽しい経験と一緒に言葉を覚えていきます。
この記事では、1歳でできる言葉を育てる遊びについて、言語聴覚士がわかりやすく解説します。
絵本の読み聞かせ
1歳におすすめなのが、絵本の読み聞かせです。
この時期は、
- 動物
- 食べ物
- 乗り物
- 身近な生活用品
などが描かれたシンプルな絵本がおすすめです。
例えば、「ワンワンだね。」「りんご、おいしそうだね。」など、絵を見ながらゆっくり話しかけましょう。
最後まで読もうとせず、子どもが興味を持ったページを一緒に楽しむだけでも十分です。
指さし遊び
1歳頃は、指さしが盛んになる時期です。
絵本や散歩の途中で、「ワンワンはどこかな?」「車があったね。」「お花が咲いているね。」などと話しかけながら、一緒に指さしを楽しみましょう。
子どもが指をさしたものを大人が言葉にしてあげることで、「物」と「言葉」が結び付きやすくなります。
ごっこ遊びの始まり
1歳後半になると、ごっこ遊びの芽生えが見られることがあります。
例えば、
- 人形にご飯を食べさせる
- コップで飲むまねをする
- 電話のおもちゃで話すまねをする
などです。
このとき、「おいしいね。」「いただきます。」「もしもし。」など、遊びに合わせて言葉を添えてあげることで、自然に語彙が増えていきます。
歌や手遊び
歌や手遊びは、言葉のリズムや音を楽しめる遊びです。
例えば、
- 「むすんでひらいて」
- 「いとまき」
- 「げんこつやまのたぬきさん」
など、繰り返しの多い歌は1歳の子どもにも親しみやすいでしょう。
一緒に手を動かしながら歌うことで、言葉だけでなくコミュニケーションも楽しめます。
まねっこ遊び
1歳頃は、大人のまねをすることが増えてきます。
例えば、
- バイバイ
- パチパチ
- いただきます
- おじぎ
などを一緒に楽しみましょう。
まねをする力は、言葉を覚える力にもつながります。
保護者が笑顔で繰り返し見せることで、子どもも自然に覚えていきます。
散歩で言葉を増やそう
散歩は、たくさんの言葉に触れられる時間です。
例えば、「赤い車だね。」「鳥さんが飛んでいるよ。」「大きな木だね。」など、見つけたものをその場で言葉にしてあげましょう。
実際に見たり触れたりした経験と言葉が結び付くことで、理解しやすくなります。
「ちょうだい」「どうぞ」のやり取り遊び
ボールや積み木などを使って、「どうぞ。」「ありがとう。」「ちょうだい。」とやり取りをする遊びもおすすめです。
このような遊びは、言葉だけでなく、人とのコミュニケーションの基礎を育てることにもつながります。
子どもの興味に合わせて遊ぶ
言葉を育てるうえで最も大切なのは、子どもが興味を持っていることを一緒に楽しむことです。
例えば、
- 車が好きなら車遊び
- 動物が好きなら動物の絵本
- ボールが好きならボール遊び
など、好きな遊びの中で言葉をたくさん使うようにしましょう。
興味があるものほど、子どもは言葉を覚えやすくなります。
「言わせよう」としすぎない
「ワンワンって言ってごらん。」「ちゃんと言って。」と何度も促したくなることがあります。
しかし、無理に言わせようとすると、子どもが話すことにプレッシャーを感じてしまうことがあります。
大人が言葉のお手本を見せながら、子どもが話したくなるのを待つことも大切です。
まとめ
1歳頃は、遊びを通して言葉が大きく育つ時期です。
おすすめの遊びには、
- 絵本の読み聞かせ
- 指さし遊び
- ごっこ遊び
- 歌や手遊び
- まねっこ遊び
- 散歩
- 「どうぞ」「ちょうだい」のやり取り遊び
などがあります。
遊びの中でたくさん話しかけ、子どもの興味に寄り添いながらコミュニケーションを楽しむことが、言葉の発達につながります。

