通所リハビリ(デイケア)とは?
失語症の方やご家族から、
「デイケアとデイサービスは何が違うのですか?」
「失語症でも利用できますか?」
という質問を受けることがあります。
退院後は、
・リハビリを続けたい
・外出する機会を作りたい
・人との交流を増やしたい
と考える方も多いでしょう。
そのようなときに利用できるサービスの一つが、通所リハビリ(デイケア)です。
この記事では、通所リハビリ(デイケア)の特徴や利用方法について解説します。
通所リハビリ(デイケア)とは?
通所リハビリ(デイケア)とは、介護保険を利用して施設へ通い、リハビリを受けるサービスです。
病院や介護老人保健施設などで実施されており、
・理学療法士(PT)
・作業療法士(OT)
・言語聴覚士(ST)
などの専門職が関わります。
送迎サービスがある施設も多く、自宅から通いやすいことが特徴です。
デイサービスとの違いは?
デイケアとデイサービスは混同されることがあります。
大きな違いは、リハビリが中心かどうかです。
デイケア
・リハビリが中心
・医師の管理のもとで実施
・PT、OT、STが配置されている
デイサービス
・生活支援や交流が中心
・レクリエーションが多い
もちろん施設によって内容は異なりますが、
リハビリを重視したい場合はデイケアが選択肢になります。
失語症の方はどんなリハビリを受けるの?
施設によって異なりますが、失語症の方では、
・会話練習
・呼称訓練
・音読練習
・理解力訓練
・コミュニケーション訓練
などが行われます。
また、
・グループ活動
・レクリエーション
・他利用者との交流
もコミュニケーションの練習になります。
言語聴覚士がいない施設もある
ここで注意したいのが、すべてのデイケアに言語聴覚士がいるわけではないということです。
失語症のリハビリを希望する場合は、「言語聴覚士が配置されているか」を事前に確認しましょう。
施設によって対応できる内容は大きく異なります。
社会参加の機会になる
失語症になると、
・外出が減る
・人と話す機会が減る
ことがあります。
デイケアへ通うことで、
・他の利用者と交流する
・スタッフと会話する
・外出する習慣ができる
といったメリットがあります。
社会参加の第一歩として利用される方も多くいます。
家族の負担軽減にもつながる
デイケアは、ご本人だけでなくご家族にもメリットがあります。
例えば、
・日中の介護負担が減る
・一人の時間を持てる
・相談先ができる
などです。
介護を長く続けるためにも、家族の負担軽減は重要です。
利用できる人
デイケアを利用するには、
・要支援1・2
・要介護1〜5
の認定を受けている必要があります。
また、医師がリハビリの必要性を認めていることも条件になります。
まずはケアマネジャーへ相談してみましょう。
利用開始までの流れ
一般的な流れは次の通りです。
① 要介護認定を受ける
市区町村へ申請し、要支援・要介護認定を受けます。
② ケアマネジャーへ相談する
ご本人の状態に合ったデイケアを探します。
③ 見学や体験利用を行う
施設によって雰囲気や内容が異なります。
実際に見学して選ぶことが大切です。
④ 利用開始
ケアプランに基づいて利用が始まります。
デイケア選びのポイント
失語症の方の場合、次の点を確認するとよいでしょう。
・言語聴覚士がいるか
・失語症の利用者がいるか
・個別リハビリがあるか
・送迎範囲に入っているか
・施設の雰囲気が合うか
見学や体験利用で確認することをおすすめします。
まとめ
通所リハビリ(デイケア)は、施設へ通いながらリハビリを受ける介護保険サービスです。
失語症の方では、
・言葉のリハビリ
・コミュニケーション練習
・社会参加の機会づくり
などに役立ちます。
また、
・外出習慣ができる
・他者との交流が増える
・家族の負担軽減につながる
といったメリットもあります。
退院後の生活をより充実させるために、主治医やケアマネジャーと相談しながら活用を検討してみましょう。

