外来リハビリとは?
退院後の失語症の方やご家族から、
「リハビリはいつまで受けられますか?」
「退院後も病院で言葉のリハビリはできますか?」
という質問を受けることがあります。
脳卒中の治療が終わり退院した後も、
・もっと言葉を改善したい
・会話を練習したい
・専門家に相談したい
と考える方は少なくありません。
そのような方が利用できるサービスの一つが外来リハビリです。
この記事では、外来リハビリの内容や利用方法について解説します。
外来リハビリとは?
外来リハビリとは、病院やクリニックへ通院しながら受けるリハビリのことです。
入院中のリハビリとは異なり、自宅で生活しながら定期的に通院して訓練を受けます。
失語症の方の場合は、主に言語聴覚士(ST)が担当します。
失語症の方はどんな訓練を受けるの?
外来リハビリでは、一人ひとりの状態に合わせて訓練内容が決められます。
例えば、
・呼称訓練
・復唱訓練
・音読練習
・聴理解訓練
・読解訓練
・書字訓練
などです。
また、
・電話の練習
・買い物の練習
・仕事復帰に向けた練習
など、生活に合わせた訓練を行うこともあります。
外来リハビリのメリット
専門家による評価を受けられる
失語症の回復は長期間続くことがあります。
外来リハビリでは、
・現在の状態
・回復の状況
・新たな課題
を定期的に確認できます。
ご本人やご家族だけでは気づきにくい変化も把握しやすくなります。
自宅での練習方法を教えてもらえる
リハビリの時間だけで大きく改善するわけではありません。
日常生活の中で言葉を使うことが重要です。
外来リハビリでは、
・自主練習の方法
・家庭での関わり方
・家族の声かけ
についても相談できます。
不安や悩みを相談できる
退院後には、
・会話がうまくいかない
・社会参加が不安
・仕事復帰したい
など様々な悩みが出てきます。
外来リハビリは相談の場としても大切な役割を果たします。
外来リハビリはいつまで受けられる?
これは多くの方が気になるポイントです。
ただし、「脳卒中後○か月まで」と単純に決まるものではありません。
病院や保険制度によって異なります。
また、
・症状の状態
・目標
・医師の判断
によって継続できる期間も変わります。
詳しくは主治医や言語聴覚士へ確認しましょう。
外来リハビリだけで十分?
外来リハビリはとても有効ですが、
週1回や月数回という場合も少なくありません。
そのため、
・家庭での練習
・地域活動への参加
・友人との会話
・自主学習
なども大切になります。
外来リハビリは回復を支える一つの手段と考えるとよいでしょう。
通院が難しい場合は?
失語症の方の中には、
・移動が大変
・家族の送迎が難しい
という方もいます。
その場合は、
・訪問リハビリ
・通所リハビリ(デイケア)
・自主トレーニング教材
などを活用できる場合があります。
ご本人の状況に合わせて選択することが大切です。
外来リハビリを受けるには?
一般的には、
- 主治医へ相談する
- 外来リハビリを実施している病院を紹介してもらう
- 評価を受ける
- リハビリ開始
という流れになります。
病院によっては待機期間があることもあります。
早めに相談しておくと安心です。
家族も一緒に参加できる
外来リハビリでは、ご家族が同席できる場合もあります。
失語症では、
家族の関わり方
が回復に大きく影響します。
そのため、
・話し方の工夫
・コミュニケーション方法
・家庭での練習方法
を一緒に学ぶことができます。
まとめ
外来リハビリとは、病院やクリニックへ通いながら受けるリハビリのことです。
失語症の方では、
・言葉の訓練
・コミュニケーション練習
・家族への指導
・生活上の相談
などを受けることができます。
退院後も回復は続いていきます。
外来リハビリを上手に活用しながら、自宅での練習や社会参加と組み合わせて、
その人らしい生活を続けていきましょう。

