失語症の相談先はどこ?

失語症と診断された直後は、

「これからどうすればいいの?」
「どこに相談したらいいのか分からない」

と不安になる方が少なくありません。

ご家族も、

「リハビリはどう続ければいい?」
「利用できる制度はある?」

など、多くの悩みを抱えることがあります。

失語症は退院後も長く付き合っていく障害です。

だからこそ、一人や家族だけで抱え込まず、適切な相談先につながることが大切です。

この記事では、失語症の方やご家族が利用できる主な相談先について解説します。

まずは主治医に相談する

退院直後や治療中であれば、まずは主治医が最も身近な相談相手です。

例えば、

・今後の見通し
・リハビリの継続方法
・利用できる制度

などについて相談できます。

分からないことがあれば遠慮せず質問しましょう。

言語聴覚士に相談する

失語症の専門職が言語聴覚士(ST)です。

言語聴覚士は、

・失語症の評価
・リハビリ
・コミュニケーション支援
・家族への助言

などを行います。

例えば、

・言葉が出にくい
・家族との会話がうまくいかない
・自宅での練習方法を知りたい

といった悩みを相談できます。

医療ソーシャルワーカー(MSW)に相談する

病院には医療ソーシャルワーカーが配置されていることがあります。

医療ソーシャルワーカーは、

・介護保険
・障害者手帳
・障害年金
・退院後の生活支援

などについて相談できる専門職です。

制度について分からないときは頼りになる存在です。

地域包括支援センターに相談する

高齢者の総合相談窓口として、地域包括支援センターがあります。

介護保険サービスや地域の支援制度について相談できます。

例えば、

・訪問リハビリ
・デイケア
・介護サービス

などを利用したい場合に役立ちます。

ケアマネジャーに相談する

介護保険を利用している方は、ケアマネジャーへ相談することもできます。

ケアマネジャーは、

・介護サービスの調整
・事業所との連携
・生活上の困りごとの相談

を行います。

失語症による困りごとも共有しておくことが大切です。

失語症友の会を活用する

失語症のある方や家族が集まる失語症友の会も大切な相談先です。

同じ経験を持つ仲間と交流することで、

・生活の工夫
・制度利用の体験談
・気持ちの共有

ができます。

「自分だけではない」と感じられることも大きな支えになります。

日本失語症協議会に相談する

日本失語症協議会では、

・家族相談会
・地域の友の会紹介
・失語症に関する情報提供

などを行っています。失語症のある方や家族の支援を目的とした全国組織です。

失語症者向け意思疎通支援事業を利用する

近年は、失語症者向け意思疎通支援事業を実施する自治体も増えています。

失語症者向け意思疎通支援者が、

・外出支援
・コミュニケーション支援

などを行います。

外出や社会参加に不安がある方は自治体へ相談してみましょう。

インターネットの情報だけに頼りすぎない

最近はインターネットで多くの情報を得られます。

しかし、

・情報が古い
・地域によって制度が違う
・個人差が大きい

こともあります。

そのため、最終的には専門職へ相談することが大切です。

一人で抱え込まないことが大切

失語症は、

・言葉の問題
・生活の問題
・家族の問題
・社会参加の問題

など、さまざまな課題につながることがあります。

だからこそ、「誰にも相談できない」状態を作らないことが大切です。

相談することは決して弱さではありません。

生活を良くするための大切な行動です。

まとめ

失語症について困ったときは、

・主治医
・言語聴覚士
・医療ソーシャルワーカー
・地域包括支援センター
・ケアマネジャー
・失語症友の会
・日本失語症協議会

などへ相談することができます。

失語症は退院後も続く障害ですが、一人で抱え込む必要はありません。

利用できる支援や相談先を活用しながら、ご本人とご家族が安心して生活できる環境を整えていきましょう。

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