失語症で利用できる介護保険サービス

失語症の方やご家族から、

「介護保険は利用できますか?」
「どんなサービスが受けられるのでしょうか?」

という質問を受けることがあります。

失語症は言葉の障害ですが、日常生活や社会参加に大きな影響を与えることがあります。

そのため、介護保険を活用することで生活を支えるさまざまなサービスを利用できる場合があります。

この記事では、失語症の方が利用できる介護保険サービスについて解説します。

失語症でも介護保険を利用できる

65歳以上の方はもちろん、40〜64歳の方でも脳卒中などが原因で失語症になった場合は、特定疾病として介護保険の対象になることがあります。

ただし、介護保険サービスを利用するためには、

・要支援認定
・要介護認定

を受ける必要があります。

まずはケアマネジャーへ相談しよう

介護保険サービスを利用する際は、ケアマネジャー(介護支援専門員)が中心となって支援計画を作成します。

失語症の方の場合、

・コミュニケーションの困りごと
・外出の不安
・ご家族の介護負担

などを踏まえてサービスを組み合わせていきます。

訪問リハビリテーション

訪問リハビリは、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などが自宅を訪問し、リハビリを行うサービスです。

失語症の方では、

・会話練習
・コミュニケーション方法の指導
・家族への助言
・日常生活場面での言葉の練習

などが行われます。

自宅環境で実践的な支援を受けられることが大きな特徴です。

通所リハビリテーション(デイケア)

デイケアは施設へ通いながらリハビリを受けるサービスです。

施設によっては、

・言語訓練
・コミュニケーション練習
・集団活動

などを実施しています。

他の利用者との交流が増えるため、社会参加の機会にもなります。

デイサービス

デイサービスでは、

・レクリエーション
・入浴
・食事
・交流活動

などを行います。

言語訓練が中心ではありませんが、

・人と話す機会が増える
・外出習慣ができる
・孤立予防につながる

といったメリットがあります。

ホームヘルプサービス(訪問介護)

日常生活に支援が必要な場合は、

ホームヘルパーによる訪問介護を利用できます。

例えば、

・買い物支援
・調理
・掃除
・通院介助

などです。

失語症だけでなく、身体機能の低下を伴う方にも役立つサービスです。

福祉用具のレンタル

脳卒中後に身体障害を伴う場合は、

・杖
・歩行器
・車いす

などの福祉用具を利用できることがあります。

また、住宅改修制度を利用して、

・手すり設置
・段差解消

などを行える場合もあります。

ショートステイ

ご家族の介護負担が大きい場合は、

ショートステイ(短期入所)

を利用できることがあります。

数日から1週間程度施設へ宿泊しながら介護や支援を受けられるサービスです。

ご本人の気分転換や、ご家族の休息にもつながります。

失語症の方が介護保険を利用する際の注意点

失語症の方の場合、

言語聴覚士(ST)が在籍している事業所は多くありません。

そのため、

・STがいるか
・言語訓練に対応しているか

を事前に確認することが大切です。

また、失語症への理解がある事業所を選ぶことで、より適切な支援を受けやすくなります。

介護保険はリハビリだけの制度ではない

介護保険というと、「介護が必要になった人の制度」

というイメージがあるかもしれません。

しかし実際には、

・リハビリ
・社会参加
・家族支援
・生活支援

など幅広い目的で利用されています。

失語症の方にとっても重要な支援制度の一つです。

まとめ

失語症の方が利用できる介護保険サービスには、

・訪問リハビリ
・通所リハビリ(デイケア)
・デイサービス
・訪問介護
・福祉用具レンタル
・ショートステイ

などがあります。

特に失語症の方では、

・コミュニケーション支援
・社会参加の機会づくり
・家族支援

が重要になります。

退院後の生活を安心して続けるためにも、ケアマネジャーや言語聴覚士と相談しながら、自分に合ったサービスを活用していきましょう。

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