失語症の原因とは?脳卒中との関係
まずは4分ほどの動画で全体像をご覧ください。
その後、記事でさらに詳しく解説しています。
失語症と診断されたとき、
「なぜ失語症になったのだろう?」
「脳卒中と関係があるの?」
「また悪くなることはあるの?」
と疑問を抱く方も多いでしょう。
失語症は、脳の言葉をつかさどる部分が損傷されることで起こる障害です。そして、その原因として最も多いのが脳卒中です。
この記事では、失語症の原因と脳卒中との関係についてわかりやすく解説します。
失語症とは?
失語症とは、脳の言語中枢が損傷されることで、「話す」「聞く」「読む」「書く」といった言葉の機能に障害が生じた状態です。
例えば、
- 言葉が出てこない
- 相手の話が理解できない
- 文字が読めない
- 文字が書けない
といった症状が現れます。
耳や口に問題があるわけではなく、脳の障害によって起こることが特徴です。
失語症の原因で最も多いのは脳卒中
失語症の原因として最も多いのが脳卒中です。
脳卒中とは、脳の血管に異常が起こり、脳細胞が損傷される病気の総称です。
主な種類には、
- 脳梗塞
- 脳出血
- くも膜下出血
があります。
特に左脳の言語中枢が損傷されると、失語症が生じることがあります。
脳梗塞と失語症
脳梗塞は、脳の血管が詰まることで起こります。
血液が届かなくなった部分の脳細胞はダメージを受け、機能が失われます。
言語中枢がある部位で脳梗塞が起こると、
- 言葉が出ない
- 相手の話が理解できない
などの失語症症状が現れます。
失語症の原因として最も多いのは、この脳梗塞です。
脳出血と失語症
脳出血は、脳内の血管が破れて出血する病気です。
出血によって脳組織が圧迫されたり損傷したりすると、失語症が起こることがあります。
出血の場所や範囲によって症状は異なりますが、左半球の言語中枢が障害されると失語症につながります。
なぜ左脳が重要なの?
多くの人では、言葉の機能は左脳に集中しています。
代表的な言語中枢として、
- ブローカ野(話す機能)
- ウェルニッケ野(理解する機能)
があります。
これらの部位が損傷されると、失語症が起こります。
そのため、左脳の脳卒中では失語症が生じやすいのです。
脳卒中以外の原因
失語症は脳卒中以外でも起こることがあります。
例えば、
- 頭部外傷
- 脳腫瘍
- 脳炎
- 低酸素脳症
などです。
交通事故や転倒による脳の損傷が原因となることもあります。
ただし、臨床的には脳卒中が最も多い原因です。
原因によって回復は違う?
失語症の回復には、
- 損傷した部位
- 損傷の大きさ
- 年齢
- リハビリの量
などが関係します。
原因だけで回復が決まるわけではありません。
適切なリハビリを継続することで、発症から時間が経っても改善がみられることがあります。
再発予防も大切
脳卒中が原因の場合、再発予防も重要です。
再発すると、失語症が悪化したり、新たな後遺症が生じたりする可能性があります。
医師の指示に従い、
- 血圧管理
- 糖尿病管理
- 禁煙
- 適度な運動
などを継続することが大切です。
まとめ
失語症の原因として最も多いのは脳卒中です。
特に左脳の言語中枢が損傷されることで、「話す」「聞く」「読む」「書く」といった言葉の機能に障害が生じます。
また、頭部外傷や脳腫瘍などが原因となることもあります。
失語症を理解するためには、まず脳卒中との関係を知ることが大切です。原因を正しく理解し、適切なリハビリや再発予防に取り組んでいきましょう。

