高次脳機能障害にはどんな専門職が関わる?
高次脳機能障害と診断されると、
「誰に相談したらいいの?」
「リハビリは誰が担当するの?」
「病院以外でも支援を受けられるの?」
と疑問に思う方も多いでしょう。
高次脳機能障害は、
- 記憶
- 注意
- 言語
- 感情
- 社会生活
など幅広い機能に影響を与えるため、一人の専門職だけで支援することは難しい場合があります。
そのため、さまざまな専門職がチームとなって支援を行います。
この記事では、高次脳機能障害に関わる専門職についてわかりやすく解説します。
なぜ多職種による支援が必要なの?
高次脳機能障害では、
- 記憶障害
- 注意障害
- 遂行機能障害
- 失語症
- 社会的行動障害
など、人によって症状が異なります。
また、
- 家庭生活
- 仕事
- 学校
- 地域生活
など、困りごともさまざまです。
そのため、複数の専門職が協力して支援を行うことが大切です。
医師
診断や治療を担当します。
高次脳機能障害の原因となる、
- 脳梗塞
- 脳出血
- 頭部外傷
などの評価を行います。
また、
- MRI
- CT
- 神経心理学的検査
の結果をもとに診断を行います。
リハビリや生活上の注意点についても助言します。
看護師
入院中や外来での生活支援を行います。
例えば、
- 服薬管理
- 体調管理
- 日常生活の援助
などです。
患者さんやご家族の相談窓口となることもあります。
言語聴覚士(ST)
言語聴覚士は、言葉や認知機能に関するリハビリを担当します。
高次脳機能障害では、
- 記憶障害
- 注意障害
- 遂行機能障害
- 失語症
などに関わることがあります。
例えば、
- メモの活用練習
- 注意訓練
- 記憶訓練
- 会話訓練
などを行います。
また、日常生活や仕事で困っていることについて一緒に対策を考えることもあります。
作業療法士(OT)
作業療法士は、日常生活や社会生活への復帰を支援します。
例えば、
- 家事
- 買い物
- 金銭管理
- 仕事
などの練習を行います。
高次脳機能障害では、
- 遂行機能障害
- 注意障害
- 半側空間無視
などへの支援を担当することが多くあります。
理学療法士(PT)
理学療法士は主に身体機能のリハビリを担当します。
高次脳機能障害の方の中には、
- 麻痺
- 歩行障害
- バランス障害
を併せ持つ方もいます。
そのため、
- 歩行訓練
- 筋力訓練
- 転倒予防
などを行います。
公認心理師・臨床心理士
心理面の支援を担当します。
例えば、
- 気分の落ち込み
- 不安
- ストレス
への対応を行います。
また、神経心理学的検査を実施することもあります。
高次脳機能障害では心理的な負担が大きいため、重要な役割を担っています。
医療ソーシャルワーカー(MSW)
退院後の生活や制度利用を支援します。
例えば、
- 障害者手帳
- 障害年金
- 福祉サービス
などの相談に対応します。
退院準備や社会復帰の支援も行います。
ケアマネジャー
介護保険サービスを利用する場合に関わります。
例えば、
- デイサービス
- 訪問リハビリ
- 福祉用具
などの調整を行います。
地域生活を支える重要な存在です。
就労支援スタッフ
仕事への復帰を目指す方には、
- 就労移行支援
- 就労継続支援
- 職業リハビリテーション
などの専門職が関わることがあります。
仕事上の困りごとへの対応や職場との調整を行います。
家族も大切な支援者
高次脳機能障害の支援では、ご家族の存在も非常に重要です。
ご家族は、
- 日常生活を支える
- 症状の変化に気づく
- 生活上の工夫を一緒に考える
など、大きな役割を担っています。
そのため、ご家族自身への支援も重要です。
チームで支えることが大切
高次脳機能障害は、
- 記憶
- 注意
- 感情
- 生活
- 仕事
など、多くの面に影響します。
そのため、一人の専門職だけではなく、
- 医師
- 看護師
- 言語聴覚士
- 作業療法士
- 理学療法士
- 心理職
- ソーシャルワーカー
などが連携しながら支援を行います。
まとめ
高次脳機能障害には多くの専門職が関わります。
主な職種は、
- 医師:診断と治療
- 看護師:生活支援
- 言語聴覚士:言語・認知機能のリハビリ
- 作業療法士:生活・社会復帰支援
- 理学療法士:身体機能のリハビリ
- 心理職:心理支援・検査
- ソーシャルワーカー:制度利用支援
などです。
高次脳機能障害は一人で抱え込む必要はありません。
さまざまな専門職の力を借りながら、自分らしい生活を目指していくことが大切です。

