失語症の方は買い物ができる?

失語症と診断されたご家族から、

「一人で買い物はできるのでしょうか?」
「お店で会話ができないと難しいのでは?」

という質問を受けることがあります。

結論から言うと、失語症があっても買い物ができる方はたくさんいます。

ただし、失語症の症状や重症度によって困りやすい場面が異なるため、必要に応じて工夫やサポートが必要になります。

この記事では、失語症の方の買い物で起こりやすい困りごとと、その対策について解説します。

失語症だから買い物ができないわけではない

失語症は言葉の障害です。

そのため、

・歩く
・商品を選ぶ
・お金を出す

といった動作そのものができなくなるわけではありません。

実際に、

・スーパーへ行く
・コンビニで買い物をする
・好きな商品を選ぶ

ことができる方も多くいます。

まずは、

「失語症=買い物ができない」

ではないことを知っておきましょう。

買い物で困りやすい場面

一方で、買い物では言葉を使う場面もあります。

例えば、

・商品名が出てこない
・店員に質問できない
・レジでのやり取りが難しい
・支払い方法を伝えられない

といったことがあります。

特に会話が必要な場面では困ることがあります。

商品を探すのが難しくなることも

失語症の方の中には、

「欲しい物は分かっているのに名前が出てこない」

ということがあります。

例えば、

牛乳が欲しいのに「牛乳」という言葉が出てこない

といった状況です。

ただし、商品を見れば分かる場合も多く、必ずしも買い物ができなくなるわけではありません。

レジでの会話が負担になることがある

レジでは、

「袋は必要ですか?」
「ポイントカードはありますか?」

などの質問があります。

失語症の方にとっては、

聞き取ること
答えること

の両方が負担になる場合があります。

最近ではセルフレジも増えているため、人との会話を減らしながら買い物できる場合もあります。

買い物リストが役立つ

買い物の負担を減らす方法として、買い物リストがあります。

例えば、

・牛乳
・食パン
・卵

などを書いておきます。

文字だけで難しい場合は、

・写真
・イラスト

を活用する方法もあります。

事前に準備することで安心して買い物ができます。

指差しでも十分伝わる

買い物では必ずしも話す必要はありません。

例えば、

・商品を指差す
・支払い方法を示す
・レジの画面を見る

だけでも買い物は可能です。

困ったときはジェスチャーや指差しを活用しましょう。

家族と一緒に練習するのもおすすめ

退院直後などで不安が強い場合は、

家族と一緒に買い物へ行く

ことから始めてもよいでしょう。

例えば、

・商品を探す
・レジで支払う
・店員とやり取りする

などを少しずつ経験していきます。

成功体験を積むことで自信につながります。

ネットスーパーを活用する方法もある

外出や会話への不安が大きい場合は、

・ネットスーパー
・宅配サービス

を利用する方法もあります。

スマートフォンやタブレットが使える方であれば、自分で商品を選べる場合もあります。

生活スタイルに合わせて活用するとよいでしょう。

大切なのは「できない」と決めつけないこと

失語症になると、

「もう買い物は無理だろう」

と思ってしまうことがあります。

しかし、実際には工夫次第で買い物を続けられる方がたくさんいます。

また、

・商品を選ぶ
・お金を払う
・店に行く

といった活動は、自立や社会参加にもつながります。

できる部分を活かすことが大切です。

まとめ

失語症があっても買い物は可能です。

ただし、

・商品名が出にくい
・店員との会話が難しい
・レジ対応が負担になる

といった困りごとが生じることがあります。

そのようなときは、

・買い物リストを作る
・写真やイラストを使う
・指差しを活用する
・家族と練習する
・ネットスーパーを利用する

などの工夫が役立ちます。

失語症があっても、買い物は生活の大切な活動の一つです。

その人に合った方法を見つけながら、無理なく続けていくことが大切です。

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