睡眠100の疑問

日頃、私は言語聴覚士(ST)として、失語症などの言語障害を抱える方や、そのご家族のコミュニケーションをサポートしています。

リハビリを効果的に進める上で、私が何よりも大切にしていること。

それは、机の上の勉強や練習だけではなく、「脳が100%のパフォーマンスを発揮できる土台(体調)が整っているか」ということです。

実は、言葉のリハビリに熱心に取り組まれている方や、毎日懸命にサポートされているご家族のお話を伺う中で、非常に多くの方が「夜うまく眠れない」「寝ても疲れが取れない」「日中ずっと頭がボーッとする」という深い悩みを抱えていることに気づきました。

脳が疲弊し、自律神経が乱れた状態では、どんなに素晴らしいリハビリ教材を使っても、言葉を司る「前頭葉」などの機能が十分に働きません。逆に、「最高の1眠り」を手に入れるだけで、日中の集中力や心の穏やかさは劇的に回復するのです。

「難解な医学知識を、どこよりも分かりやすく噛み砕く」のが、私たち言語聴覚士の仕事です。 それなら、世の中にある難しすぎる睡眠の医学書を、「今夜から誰でもすぐ実践できる、世界一優しいお守りのような本」として私が形にしよう。そう決意して、この100問100答の本を執筆しました。

本書は、こんな「夜の悩み」に答えます

本書では、最新の脳科学と睡眠医学のエビデンスをベースに、全10章・100個の疑問にすべてQ&A形式で答えています。

  • 「しっかり寝たのに毎日だるい」の本当の原因は?
  • ベッドに入って20分眠れなかったら、今すぐすべきこと
  • 「眠らなきゃ」と思えば思うほど目が冴えてしまう心理の正体
  • 市販の「睡眠改善薬」と、病院の「睡眠薬」の致命的な違い
  • 睡眠薬は本当に「一度飲んだら一生やめられない」のか?
  • 家族に指摘される「いびき」「歯ぎしり」に潜む脳のSOS

医師が書くような堅苦しい教科書ではありません。「これなら今夜から試せそう!」と思える朝・昼・夜の小さな習慣の変え方を、みなさんの隣にそっと寄り添うような温かい言葉でお届けします。

睡眠を変えることは、あなたの人生の後半戦を、全く別の輝かしいものに書き換えることです。

「最近、ぐっすり眠れていないな」「家族の体調が心配だな」と感じている方は、ぜひ今夜、ベッドに入る前のお供としてパラパラとページをめくってみてください。

みなさんの夜が優しい静寂に守られ、明日の朝、最高の笑顔で目覚められることを心から応援しています。

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