言葉の発達の検査では何を調べる?
はじめに
「言葉の発達の検査では、どのようなことをするのでしょうか?」
「テストのような難しいことをするのですか?」
「うまく答えられなかったらどうしようと心配です。」
子どもの言葉の発達が気になり、検査を勧められると、不安を感じる保護者は少なくありません。
しかし、言葉の発達の検査は、子どもを評価したり点数をつけたりするためのものではありません。
お子さんの得意なことや苦手なことを知り、一人ひとりに合った支援を考えることが目的です。
この記事では、言葉の発達の検査でどのようなことを調べるのかをわかりやすく解説します。
言葉だけではなく発達全体を見る
言葉の発達は、単に「何語話せるか」だけで判断できるものではありません。
そのため、検査では、
- 言葉の理解
- 話す力
- コミュニケーション
- 認知の発達
- 遊びの様子
など、さまざまな面を総合的に確認します。
言葉の発達を支える土台も含めて評価することが大切です。
言葉を理解する力
まず確認するのが、言葉を理解する力です。
例えば、
- 「ボールを持ってきて。」
- 「ワンちゃんはどれ?」
- 「コップを机の上に置いて。」
などの簡単な指示や質問を理解できるかを見ます。
話す言葉が少なくても、理解する力がしっかり育っている子どももいます。
話す力
次に、言葉で表現する力を確認します。
例えば、
- 単語が言えるか
- 二語文や三語文で話せるか
- 名前を言えるか
- 絵を見て説明できるか
などを、お子さんの年齢に合わせて確認します。
「どれくらい話せるか」だけでなく、「どのように話しているか」も大切なポイントです。
コミュニケーションの力
言葉だけでなく、人とのやり取りも大切な評価項目です。
例えば、
- 名前を呼ぶと振り向くか
- 目が合うか
- 指さしをするか
- ジェスチャーを使うか
- 順番を守ってやり取りできるか
などを観察します。
これらは、言葉の発達を支える大切な力です。
発音や話し方
年齢によっては、
- 発音が年齢相応か
- 話し方が聞き取りやすいか
- 吃音(きつおん)の様子はあるか
なども確認します。
幼児では発音が未熟なのは自然なことも多いため、年齢に応じて評価します。
遊びの様子
小さなお子さんでは、遊びの様子から多くのことが分かります。
例えば、
- おもちゃの使い方
- ごっこ遊びができるか
- 大人と一緒に遊べるか
- 興味や関心の広がり
などを観察します。
遊びは、言葉やコミュニケーションの発達と深く関わっています。
必要に応じて聞こえや発達全体も確認する
言葉が遅れる背景には、
- 聞こえの問題
- 発達全体の特徴
- 口や舌の動き
などが関係していることもあります。
そのため、必要に応じて、
- 聴力検査
- 発達検査
- 医師による診察
などが行われることもあります。
検査は「できる・できない」を決めるためではない
検査というと、「ちゃんと答えられなかったらどうしよう。」と心配になる保護者もいます。
しかし、言葉の発達の検査は、学校のテストとは違います。
目的は、
- 今どのような力が育っているか
- 次にどんな支援が必要か
を知ることです。
そのため、お子さんが緊張しないよう、遊びを取り入れながら進められることも多くあります。
検査結果は今後の支援に役立つ
検査の結果からは、
- 得意なこと
- 苦手なこと
- 家庭でできる関わり方
- 必要な支援
などを具体的に知ることができます。
保護者にとっても、お子さんの発達を理解する大切な手がかりになります。
まとめ
言葉の発達の検査では、
- 言葉を理解する力
- 話す力
- コミュニケーション
- 発音
- 遊びの様子
- 必要に応じて聞こえや発達全体
などを総合的に確認します。
検査は、お子さんを評価したり比べたりするためではなく、一人ひとりに合った支援を考えるために行われます。
言葉の発達が気になるときは、一人で悩まず、専門家に相談しながら、お子さんの成長を一緒に見守っていきましょう。

