嚥下リハビリを続けるためのコツ
「嚥下リハビリがなかなか続きません。」
「最初は頑張れたのに、途中でやめてしまいます。」
「毎日続けるコツはありますか?」
嚥下リハビリは、毎日の積み重ねが大切です。
しかし、「忙しくて忘れてしまう。」「効果が分からずやる気が出ない。」「面倒になってしまう。」
ということは誰にでもあります。
大切なのは、完璧に続けることではなく、無理なく続けられる方法を見つけることです。
この記事では、嚥下リハビリを長く続けるためのコツをご紹介します。
「頑張る」より「続ける」
リハビリでは、「今日は30分頑張ろう。」と思うよりも、
「毎日10分続けよう。」と考える方が長続きします。
飲み込みの筋肉も、運動と同じように、少しずつ継続することで効果が期待できます。
毎日同じ時間に行う
習慣にするためには、時間を決めることがおすすめです。
例えば、
- 朝食前
- 昼食前
- 歯磨きの後
- 夕食前
など、毎日同じタイミングで行うと忘れにくくなります。
生活の流れに組み込むことが、継続の第一歩です。
小さな目標を立てる
「早く普通食を食べたい。」という目標も大切ですが、
少し遠すぎる目標だと、途中で気持ちが折れてしまうことがあります。
例えば、
- 今日もリハビリができた
- 1週間続けられた
- むせが少し減った
など、達成しやすい目標を積み重ねることで、やる気を維持しやすくなります。
無理をしない
疲れている日まで、無理に長時間リハビリをする必要はありません。
体調が悪い日は、回数を減らしたり、簡単な運動だけにしたりしても大丈夫です。
「ゼロにしない」ことを意識すると、習慣が途切れにくくなります。
効果を記録する
リハビリの効果は、毎日では分かりにくいことがあります。
そこで、例えば、
- むせた回数
- 食事時間
- 食べられた量
などを簡単に記録すると、少しずつ変化していることに気づきやすくなります。
「以前より食べやすくなっている。という実感は、継続する力になります。
家族と一緒に取り組む
一人では続かなくても、家族が声をかけたり、
一緒に運動したりすることで、続けやすくなることがあります。
ただし、「やりなさい。」と注意するよりも、「一緒にやろう。」という関わり方の方が、
前向きな気持ちになりやすいでしょう。
食べる楽しみを忘れない
リハビリは、「訓練をすること」が目的ではありません。
本当の目的は、安全に、おいしく食べ続けることです。
例えば、
- 好きな料理を食べる
- 家族と食卓を囲む
- 外食を楽しむ
といった目標を思い出すことで、リハビリを続ける意味を感じやすくなります。
定期的に専門家へ相談する
同じリハビリを続けていると、「これで合っているのかな。」と不安になることがあります。
そのようなときは、医師や言語聴覚士へ相談しましょう。
飲み込みの状態に合わせて、リハビリ内容を見直すことで、より効果的に続けられることがあります。
完璧を目指さない
毎日続けようと思っていても、忘れてしまう日や、体調が悪い日もあります。
そんなときに、「もう続けられなかった。」と諦める必要はありません。
次の日からまた始めれば大丈夫です。
長く続けるためには、完璧を目指さないことも大切です。
リハビリは生活の一部
リハビリを特別な時間と考えるより、生活の一部として取り入れることが理想です。
例えば、食事前に舌の運動をする、テレビを見る前に発声練習をするなど、
毎日の習慣と組み合わせることで、自然と続けられるようになります。
まとめ
嚥下リハビリを続けるためには、無理なく習慣化することが大切です。
例えば、
- 毎日同じ時間に行う
- 小さな目標を立てる
- 無理をしない
- 効果を記録する
- 家族と一緒に取り組む
などの工夫によって、継続しやすくなります。
また、リハビリの目的は、訓練を続けることではなく、安全に、おいしく食べる生活を長く続けることです。
焦らず、自分のペースで続けながら、必要に応じて医師や言語聴覚士にも相談していきましょう。

