障害年金の申請手続きの流れ

失語症や脳卒中の後遺症によって生活や仕事に支障が出ている場合、

「障害年金を申請したいけれど、何から始めればいいのか分からない」

という方は少なくありません。

障害年金の申請は複雑に感じますが、流れを理解しておくことで準備しやすくなります。

この記事では、障害年金申請の一般的な流れをわかりやすく解説します。

ステップ1 初診日を確認する

まず最初に行うのが、初診日の確認です。

初診日とは、障害の原因となった病気やけがで初めて医療機関を受診した日を指します。

失語症の場合は、多くが脳卒中によるものなので、

脳卒中で初めて受診した日が初診日になることが一般的です。

障害年金では、この初診日が非常に重要になります。

ステップ2 年金加入状況を確認する

次に、初診日にどの年金制度へ加入していたかを確認します。

例えば、

・国民年金
・厚生年金

によって申請できる年金の種類が変わります。

また、保険料納付要件を満たしているかも確認されます。

ステップ3 年金事務所へ相談する

初めて申請する場合は、年金事務所または年金相談センターへ相談することをおすすめします。

申請に必要な書類や手続きについて説明を受けることができます。

ステップ4 初診日を証明する書類を準備する

障害年金では、本当にその日が初診日だったかを証明する必要があります。

そのため、受診状況等証明書などの書類を取得します。

古い病院の場合は、カルテが残っていないこともあるため、早めに確認しておくことが大切です。

ステップ5 診断書を作成してもらう

障害年金申請で最も重要な書類の一つが医師の診断書です。

失語症の場合は、

・言語機能
・コミュニケーション能力
・日常生活への影響

などが記載されます。

診断書の内容によって審査結果が大きく左右されることがあります。

ステップ6 病歴・就労状況等申立書を作成する

次に、病歴・就労状況等申立書を作成します。

ここでは、

・発症から現在までの経過
・生活上の困りごと
・仕事への影響

などを記載します。

失語症の場合は、

・会話が難しい
・電話対応ができない
・読み書きに支障がある

など、実際の困りごとを具体的に書くことが大切です。

ステップ7 必要書類をそろえる

その他にも、

・年金請求書
・本人確認書類
・住民票
・振込先口座情報

などが必要になります。

必要書類は状況によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

ステップ8 書類を提出する

書類がそろったら提出します。提出先は、

障害基礎年金

住所地の市区町村窓口などになります。

障害厚生年金

年金事務所または年金相談センターになります。

ステップ9 審査を待つ

提出後は、日本年金機構による審査が行われます。

審査期間はケースによって異なりますが、数か月かかることが一般的です。

ステップ10 結果通知が届く

審査が終わると、

・年金証書
・年金決定通知書

または

・不支給通知

が届きます。

認定された場合は、その後年金の支給が開始されます。

一人で進めるのが不安な場合は

障害年金の申請は、

・書類が多い
・制度が複雑
・診断書の依頼方法が分からない

と感じる方も少なくありません。

その場合は、

・医療ソーシャルワーカー
・年金事務所
・社会保険労務士

などへ相談することもできます。

まとめ

障害年金の申請は、

  1. 初診日を確認する
  2. 年金加入状況を確認する
  3. 年金事務所へ相談する
  4. 初診日証明を準備する
  5. 診断書を作成してもらう
  6. 病歴・就労状況等申立書を作成する
  7. 必要書類をそろえる
  8. 提出する
  9. 審査を受ける
  10. 結果通知を受け取る

という流れで進みます。

失語症によって生活や仕事に大きな支障がある場合は、利用できる大切な制度の一つです。

分からないことがあれば、一人で悩まず主治医や医療ソーシャルワーカー、年金事務所へ相談してみましょう。

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