LINEやメールは使える?
失語症になると、
「LINEは使えるのでしょうか?」
「メールのやり取りはできますか?」
と心配されるご本人やご家族は少なくありません。
電話が難しくなった場合、LINEやメールは大切なコミュニケーション手段になります。
しかし、失語症では「読む」「書く」力にも影響が出ることがあるため、使いやすさには個人差があります。
この記事では、失語症の方とLINEやメールの関係について解説します。
失語症でもLINEやメールが使える方は多い
まず知っておきたいのは、失語症になったからといって必ずLINEやメールが使えなくなるわけではないということです。
例えば、
・短い文章なら読める
・簡単な返事なら送れる
・スタンプなら使える
という方も多くいます。
特に電話が苦手な方にとっては、LINEやメールが重要なコミュニケーション手段になることがあります。
読むことが難しくなる場合がある
失語症では読字障害を伴うことがあります。
そのため、
・長い文章が読めない
・内容が理解しにくい
・漢字が多いと分かりにくい
ことがあります。
例えば、
家族から長文のLINEが届いても、
途中で内容が分からなくなってしまう場合があります。
書くことが難しくなる場合もある
失語症では書字障害がみられることもあります。
例えば、
・文字が思い出せない
・漢字が書けない
・文章がまとまらない
といった症状です。
そのため、
「伝えたいことはあるのに文章にできない」
ということがあります。
LINEはメールより使いやすいこともある
一般的に、LINEはメールより使いやすいと感じる方が多い傾向があります。
理由としては、
・短文でやり取りできる
・スタンプが使える
・写真が送れる
・会話形式で分かりやすい
ことが挙げられます。
例えば、
「了解です」
という文章が難しくても、
スタンプ一つで気持ちを伝えられることがあります。
スタンプや絵文字も立派なコミュニケーション
失語症の方の中には、
文章を書くことは難しくても、
・スタンプ
・絵文字
・写真
なら使える方もいます。
例えば、
👍
😊
ありがとうのスタンプ
だけでも十分なコミュニケーションになります。
文字にこだわりすぎる必要はありません。
音声入力を活用できることもある
最近のスマートフォンには音声入力機能があります。
話した言葉を文字に変換してくれるため、
書字障害があっても利用できる場合があります。
ただし、
発話障害が強い場合や言い間違いが多い場合は使いにくいこともあります。
本人に合うかどうか試してみるとよいでしょう。
家族が送る文章にも工夫を
家族から送るLINEやメールも工夫すると理解しやすくなります。
例えば、
長文より短文
がおすすめです。
「明日の午前10時に病院へ行って、そのあと薬局へ寄って帰ります。」
よりも、
「明日は病院です。」
「10時です。」
「そのあと薬局へ行きます。」
の方が理解しやすい場合があります。
写真を活用すると伝わりやすい
LINEの大きな利点は写真を送れることです。
例えば、
・食事の写真
・家族の写真
・買い物した物の写真
などです。
文字だけでは伝わりにくい内容も、写真があると理解しやすくなります。
無理に使わせる必要はない
便利なツールではありますが、すべての失語症の方に向いているわけではありません。
症状によっては、
・読むことが難しい
・文字入力が難しい
場合もあります。
そのため、
「LINEを使わなければならない」
と考える必要はありません。
筆談や対面での会話など、その人に合った方法を選ぶことが大切です。
まとめ
失語症の方でもLINEやメールを利用できることがあります。
ただし、
・読むことが難しい
・書くことが難しい
・長文が理解しづらい
といった困りごとが生じることがあります。
そのようなときは、
・短文でやり取りする
・スタンプを活用する
・写真を送る
・音声入力を試す
などの工夫が役立ちます。
電話が難しくなった場合でも、LINEやメールは大切なコミュニケーション手段になります。
ご本人に合った方法を見つけながら、人とのつながりを続けていくことが大切です。

